「ドル円は上がりそう。でも、もし予想と反対に動いたら、どこまで損失が広がる?」
FXを経験している人なら、こんな疑問を持ったことがあるかもしれません。
FXでは、自分で損切り注文を設定したり、相場を見ながら決済したりします。一方、FXTFのノックアウトオプションでは、注文時に「ノックアウト価格」を選び、その価格に到達すると取引が自動的に終了します。
しかも、購入時に支払うオプション料が最大損失額になります。
つまり、単に「ドル円が上がるか下がるか」を予想するだけではありません。
「どちらに動くと思うか」+「どこまで逆行したら予想が外れたと判断するか」
この2つを注文時に決めるのが、ノックアウトオプションです。
この記事では、FXTFのノックアウトオプションについて、仕組みから具体的な数字を使った取引例、FXとの違い、メリット・デメリット、実際に注文するときの確認事項までまとめます。
- FXTFノックアウトオプションとは?
- FXとノックアウトオプションは何が違う?
- ブルとベアはどう使い分ける?
- ノックアウト価格とは?
- 最大損失は購入時のオプション料
- ノックアウトオプションのオプション料はどう決まる?
- 150円から150.50円まで上昇したら利益はいくら?
- 150円から149.80円まで下落したら?
- ノックアウト価格149.80円と149.00円では何が違う?
- 取引数量を増やすと利益も損失も大きくなる
- ノックアウトオプションのメリット
- FXTFノックアウトオプションのデメリット
- FXとノックアウトオプションはどちらが向いている?
- FXTFノックアウトオプションが向いている人
- FXTFノックアウトオプションが向いていない人
- FXTFノックアウトオプションを始めるには?
- 注文画面では何を確認する?
- 注文前に確認したい5つのこと
- バーチャル取引で操作を確認する方法もある
- FXTFノックアウトオプションを選ぶ前に考えたいこと
- FXTFノックアウトオプションに関するよくある質問
- まとめ
- 📚 関連記事|FXTFシリーズ
FXTFノックアウトオプションとは?
FXTFのノックアウトオプションは、対象となる相場が上昇するか下落するかを予想し、**ブル(上昇)またはベア(下落)**を選んで取引する商品です。
注文時にはノックアウト価格を選択します。
その後、相場がノックアウト価格に到達するとオプションの権利が消滅し、取引が終了します。
たとえば、ドル円が150.00円だったとしましょう。
「これからドル円は上がる」と予想するならブルを選択します。
ノックアウト価格を149.80円にした場合、イメージは次のようになります。
150.00円 → 150.30円 → 150.50円
予想どおり上昇すれば、決済による利益を狙えます。
反対に、
150.00円 → 149.90円 → 149.80円
と下落して149.80円に到達すると、ノックアウトされて取引が終了します。
ここで大切なのは、ノックアウト価格が単なる「損切りライン」ではないことです。
ノックアウト価格は、取引そのものの終了条件であり、同時に必要なオプション料にも関係します。
FXとノックアウトオプションは何が違う?
一見すると、FXの買い・売りとノックアウトオプションのブル・ベアはよく似ています。
しかし、取引条件には明確な違いがあります。
| 比較項目 | FX | ノックアウトオプション |
|---|---|---|
| 上昇を予想 | 買い | ブル |
| 下落を予想 | 売り | ベア |
| 損失管理 | 自分で損切りなどを設定 | ノックアウト価格到達で自動終了 |
| 最大損失 | 取引方法によって異なる | 購入時のオプション料 |
| ノックアウト価格 | なし | あり |
| 取引期限 | FXの取引ルールに従う | 1か月(4週間) |
| 新規取引 | 買い・売り | ブル・ベアともに買い |
FXでは、ポジションを保有したあと、相場が一時的に逆行しても、自分で決済しなければ保有を続けられます。
ノックアウトオプションでは、ノックアウト価格に到達すると、その時点で取引が終了します。
この違いを理解すると、両者の使い分けが見えてきます。
「相場が戻るまで保有したい」ならFX。
「この価格まで逆行したら、その取引は終了すると最初に決めたい」ならノックアウトオプション。
もちろん、どちらが優れているという話ではありません。取引の考え方が違います。
ブルとベアはどう使い分ける?
ドル円が上がると思ったら「ブル」
ドル円が150円のとき、
「これから円安が進んで、ドル円は151円、152円方向へ上がる」
と予想したならブルです。
イメージは、
150.00円 → 150.30円 → 151.00円
です。
相場が予想した方向へ動けば、決済による利益を狙えます。
一方、
150.00円 → 149.90円 → 149.80円
と下落してノックアウト価格に到達すれば、取引は終了します。
ドル円が下がると思ったら「ベア」
逆に、
「これから円高が進んで、ドル円は149円方向へ下がる」
と予想するならベアです。
たとえば、
150.00円 → 149.70円 → 149.30円
と下落すれば、予想した方向へ動いています。
反対に、
150.00円 → 150.10円 → 150.20円
と上昇してノックアウト価格に到達すれば取引終了です。
つまり、最初の理解はシンプルです。
上がると思う → ブル
下がると思う → ベア
ただし、方向を当てるだけでは十分ではありません。
「どこまで逆方向に動いたら予想が外れたと判断するのか」まで考える必要があります。
その判断に使うのがノックアウト価格です。
ノックアウト価格とは?
ノックアウト価格は、簡単にいえば、
「この価格に到達したら、その取引を終了する」
という価格です。
FXTFでは、好きな価格を自由に入力するのではなく、取引画面に提示されるノックアウト価格から選択します。現在価格に近い価格ほどオプション単価は低くなり、遠い価格ほど高くなる仕組みです。
ドル円が150.00円でブルを選んだ場合を考えてみましょう。
ノックアウト価格が149.80円なら、
150.00円 → 149.80円
という0.20円の逆行でノックアウト価格に到達します。
149.00円なら、
150.00円 → 149.00円
まで1.00円の逆行が必要です。
ここには明確なトレードオフがあります。
| 条件 | ノックアウト価格149.80円 | ノックアウト価格149.00円 |
|---|---|---|
| 現在価格 | 150.00円 | 150.00円 |
| KOまでの距離 | 0.20円 | 1.00円 |
| オプション料 | 低くなりやすい | 高くなりやすい |
| 逆行への許容幅 | 狭い | 広い |
つまり、
必要資金を抑えやすい代わりに、ノックアウトまでの距離が短い
のが149.80円。
必要資金は大きくなりやすい代わりに、ノックアウトまでの距離が長い
のが149.00円です。
「安いから149.80円」という選び方ではなく、相場がどこまで逆行する可能性があるのかを考えて選ぶ必要があります。
最大損失は購入時のオプション料
ノックアウトオプションの大きな特徴が、購入時のオプション料が最大損失額になることです。FXTF公式でも、ノックアウト価格に到達した場合は購入時のオプション料が損失として確定すると案内されています。
たとえば、注文時のオプション料が5,000円だったとします。
相場が予想と反対方向へ動き、ノックアウト価格に到達した場合、
最大損失=5,000円
です。
10,000円なら最大10,000円。
20,000円なら最大20,000円です。
ただし、
「最大損失が5,000円だから安全」
という意味ではありません。
5,000円を失う可能性がある取引だからこそ、その金額を許容できるかを注文前に考える必要があります。
また、取引数量を増やせば必要なオプション料も増えるため、最大損失額も大きくなります。
「少額で取引できる」と「損失リスクが小さい」は別の話です。
ノックアウトオプションのオプション料はどう決まる?
FXTFのノックアウトオプションでは、オプション料は必要証拠金にあたります。
オプション単価は、基本的に、
原資産価格とノックアウト価格の差+ノックアウトプレミアム
という考え方で算出されます。
ドル円のブルなら、
買値(ASK)-ノックアウト価格+ノックアウトプレミアム
が基本的な計算式です。
たとえば、次の条件を仮定します。
- 買値:150.00円
- ノックアウト価格:149.80円
- ノックアウトプレミアム:0.03円
この場合、
150.00円-149.80円+0.03円=0.23円
となります。
FXTFのFX KOは1ロット=10,000通貨なので、
0.23円×10,000通貨=2,300円
です。
この2,300円が購入時のオプション料の例になります。
ただし、ここで使った0.03円は説明のために仮定した数字です。
ノックアウトプレミアムは固定値ではなく、原資産価格の変動性やオプションの残存期間などを考慮してFXTFが定めます。
そのため、実際に注文するときは計算例ではなく、取引画面に表示される必要な金額を確認してください。
150円から150.50円まで上昇したら利益はいくら?
ここから、実際の取引をイメージできるように数字で考えてみます。
次の条件を仮定します。
| 項目 | 設定例 |
|---|---|
| 通貨ペア | USD/JPY |
| 購入時の価格 | 150.00円 |
| 予想 | 上昇 |
| 権利種別 | ブル |
| ノックアウト価格 | 149.80円 |
| ノックアウトプレミアム | 0.03円と仮定 |
| 取引数量 | 1ロット=10,000通貨 |
購入時のオプション単価は、
150.00-149.80+0.03=0.23円
です。
1ロットなら、
0.23円×10,000通貨=2,300円
となります。
ここから相場が上昇して、
150.00円 → 150.50円
になったとしましょう。
単純化して、決済時にも同じ0.03円のノックアウトプレミアムが適用されたと仮定すると、
150.50-149.80+0.03=0.73円
です。
購入時は0.23円でしたから、
0.73円-0.23円=0.50円
の値上がりです。
1ロットなら、
0.50円×10,000通貨=5,000円
となります。
したがって、この仮定では、
2,300円で購入 → 150.50円で決済 → 約5,000円の利益
というイメージになります。
ただし、これはあくまで仕組みを理解するための計算例です。
実際には、購入時と決済時のレートやノックアウトプレミアムなどによってオプション価格が変わります。
「150円から0.50円上がったから必ず5,000円」
と考えるのではなく、実際の取引画面に表示される価格と損益を確認してください。
150円から149.80円まで下落したら?
今度は予想が外れたケースです。
条件は同じです。
- ドル円:150.00円
- ブル
- ノックアウト価格:149.80円
- 1ロット
- 購入時オプション料:2,300円という仮定
相場が、
150.00円 → 149.90円 → 149.80円
と下落し、149.80円に到達したとします。
ここでノックアウトです。
オプションの権利が消滅し、購入時のオプション料が損失として確定します。
今回の例なら、
最大損失=2,300円
です。
その後、ドル円が149.80円から149円、148円へさらに下落したとしても、すでにノックアウトされて取引が終了しているため、このポジションの損失がさらに増えることはありません。
FXTFは、ノックアウトによる決済ではスリッページが発生せず、投資金額を上回る損失が発生しない仕組みを案内しています。
ただし、
「2,300円なら大した損失ではない」
と考えるのは危険です。
1ロットなら2,300円でも、10ロットなら同じ条件で最大損失は23,000円になります。
口座資金5万円の人にとって、23,000円の損失は資金の46%です。
少額かどうかではなく、自分の口座資金に対して最大損失が何%になるのかを見る必要があります。
ノックアウト価格149.80円と149.00円では何が違う?
この違いを数字で並べると、ノックアウト価格を選ぶ意味がはっきりします。
ドル円150.00円、ブル、1ロット、ノックアウトプレミアム0.03円という仮定で比較します。
| 項目 | 149.80円 | 149.00円 |
|---|---|---|
| 現在価格 | 150.00円 | 150.00円 |
| KOまでの距離 | 0.20円 | 1.00円 |
| オプション単価の例 | 0.23円 | 1.03円 |
| オプション料の例 | 2,300円 | 10,300円 |
| 逆方向への許容幅 | 0.20円 | 1.00円 |
149.80円なら、必要なオプション料は比較的小さくなります。
しかし、150.00円から0.20円下落しただけでノックアウトです。
149.00円なら、必要なオプション料は大きくなります。
その代わり、150.00円から1.00円下落するまでノックアウト価格に届きません。
つまり、
149.80円=資金を抑えやすいが、ノックアウトまでの距離が短い
149.00円=資金は大きくなりやすいが、ノックアウトまでの距離が長い
という違いです。
「どちらが得か」ではありません。
自分が予想している値動きと、許容できる逆行幅に合わせて考えるものです。
取引数量を増やすと利益も損失も大きくなる
FXTFのFX KOは、1ロット=10,000通貨、最小注文数量は1ロットです。1注文あたりの最大発注数量は100ロットとされています。
先ほどのオプション単価0.23円という仮定を使うと、
| 取引数量 | 必要オプション料の例 |
|---|---|
| 1ロット | 2,300円 |
| 2ロット | 4,600円 |
| 5ロット | 11,500円 |
| 10ロット | 23,000円 |
となります。
もちろん、実際のオプション単価は相場状況によって変わります。
ここで覚えておきたいのは、
取引数量を増やすと、利益だけでなく最大損失も大きくなる
ということです。
1ロットなら最大損失2,300円という条件でも、10ロットなら23,000円です。
「必要な資金があるから10ロット注文できる」
ではなく、
「最大23,000円を失っても問題ないから10ロット注文する」
という考え方が必要です。
ノックアウトオプションのメリット
最大損失額を注文前に把握しやすい
ノックアウトオプションでは、購入時のオプション料が最大損失になります。
そのため、
「この取引で最大5,000円までなら許容できる」
というように、損失額から取引条件を考えやすくなります。
FXでも損切り注文は設定できますが、ノックアウトオプションではノックアウト価格に到達すると取引が終了するため、最大損失額を注文前に把握しやすい点が特徴です。
ただし、「損失が小さい」という意味ではありません。
5,000円を失う可能性がある取引だと、最初に分かる
ということがポイントです。
ブル・ベアで上昇・下落の両方を狙える
ドル円が上がると思えばブル。
下がると思えばベア。
相場の方向に応じて選択できるため、上昇相場だけを待つ必要がありません。
たとえば、
「米ドル高が進みそうだからドル円の上昇を狙う」
ならブル。
「円高が進みそうだからドル円の下落を狙う」
ならベアです。
ただし、方向予想だけで勝てるわけではありません。
「下がると思う」だけでなく、
「どこまで上昇したら予想が外れたと判断するか」
まで決める必要があります。
ノックアウト価格を選んで取引条件を調整できる
FXTFでは、提示された複数のノックアウト価格から選択できます。
現在価格に近い価格ならオプション料を抑えやすく、遠い価格ならノックアウトまでの距離を広げられます。
つまり、単に「ブルかベアか」だけでなく、
方向+逆行幅+取引数量
まで考えて注文できます。
自分の相場予想を、具体的な取引条件に落とし込める点は、ノックアウトオプションならではの特徴です。
FXTFノックアウトオプションのデメリット
ノックアウト価格に到達すると取引が終了する
最大の注意点はここです。
ドル円150円でブル、ノックアウト価格149.80円なら、
150.00円 → 149.80円
で取引終了です。
その後、
149.80円 → 150.50円 → 151.00円
と反発したとしても、すでに終了したポジションから利益を得ることはできません。
FXなら含み損を抱えながら保有する選択肢がありますが、ノックアウトオプションにはありません。
そのため、
「一時的に逆行しても、いつか戻るだろう」
という取引スタイルとは相性がよくありません。
「最大損失が限定される」と「安全」は別
最大損失が分かることは、リスク管理に役立ちます。
しかし、損失が発生しないわけではありません。
5,000円の取引なら5,000円。
20,000円の取引なら20,000円。
さらに複数回取引すれば、累計損失は大きくなります。
したがって、
最大損失が限定される=安全
とは考えないことが重要です。
ノックアウト価格によって必要なオプション料が変わる
ノックアウト価格は、必要資金にも影響します。
現在価格に近い価格を選べばオプション料は低くなりやすい一方、ノックアウトまでの距離が短くなります。
遠い価格ならノックアウトまでの距離は広くなりますが、オプション料は高くなります。
つまり、ノックアウト価格は単なる損切り位置ではなく、
「どの程度の資金を使って、どこまでの逆行を許容するか」
を決める条件です。
取引期限がある
FXTFのノックアウトオプションは、現在1か月(4週間)の取引期限です。
期限までに決済されなかったポジションは、期限到来時に清算されます。
そのため、
「半年後には上がるはずだから、そのまま持っておこう」
というような長期保有を前提にした取引には向きません。
また、ポジションを翌日に持ち越す場合、FXTFではスワップ分がノックアウト価格に織り込まれる仕組みになっています。
「少額で取引できる」を安全性と混同しない
ノックアウトオプションは、条件によって少ない資金でポジションを持てる場合があります。
しかし、
少ない資金で大きな値動きを狙える=リスクが小さい
ではありません。
たとえば口座資金5万円で最大損失5,000円の取引をすれば、その1回の取引で口座資金の10%を失う可能性があります。
5,000円という金額だけを見るのではなく、
口座資金に対して最大損失が何%なのか
まで考えることが大切です。
FXとノックアウトオプションはどちらが向いている?
| 比較項目 | FX | ノックアウトオプション |
|---|---|---|
| 上昇を狙う | 買い | ブル |
| 下落を狙う | 売り | ベア |
| 損失管理 | 自分で損切りなどを設定 | ノックアウト価格で自動終了 |
| 最大損失 | 取引条件によって異なる | 購入時のオプション料 |
| ノックアウト価格 | なし | あり |
| 保有 | FXの取引条件内で管理 | 1か月(4週間)の期限あり |
| 取引の特徴 | 保有・決済の自由度が高い | 方向と終了ラインを注文時に決める |
FXが向いているのは、
「相場を見ながら柔軟にポジションを管理したい」
「一時的な逆行を許容して保有したい」
「損切り価格を自分で細かく設定したい」
という人です。
一方、ノックアウトオプションは、
「注文前に最大損失を把握したい」
「上昇・下落の方向を明確に決めたい」
「どこまで逆行したら取引を終了するか、最初に決めたい」
という人に向いています。
優劣ではなく、取引をどう組み立てたいかで選ぶのが自然です。
FXTFノックアウトオプションが向いている人
最大損失額を注文前に決めたい人
「この取引では最大5,000円まで」
というように、損失上限を数字で確認してから注文したい人には、仕組みが分かりやすいでしょう。
ただし、取引数量を増やせば最大損失も増えるため、毎回の注文画面で必要な金額を確認する必要があります。
上昇・下落の方向を明確に予想できる人
「ドル円は上がる」
「ドル円は下がる」
というように、自分なりの相場観がある人です。
ブル・ベアを使って、その方向を取引条件に反映できます。
ノックアウト価格まで含めて注文を考えたい人
「ここまでは逆行しても許容する」
「ここまで来たら今回の予想は外れ」
という判断を、注文時に決めたい人です。
単に「上がる・下がる」を予想するだけでなく、予想が外れるラインまで考える人に向いています。
FXTFノックアウトオプションが向いていない人
含み損に耐えながら長期間保有したい人
ノックアウト価格に到達すれば、その時点で取引終了です。
さらに取引期限もあります。
「一時的に逆行しても、数か月後に戻ればいい」という考え方なら、ノックアウトオプションとは相性がよくありません。
ノックアウト価格を自由に設定したい人
FXTFでは、提示されたノックアウト価格から選択します。
「149.73円にしたい」といったように、任意の価格を自由入力する仕組みではありません。
損切り位置などを細かく自分で設定したい人は、FXのほうが使いやすい可能性があります。
「少額だから」という理由だけで始めたい人
「5,000円からできそうだから、とりあえず試してみる」
という理由だけで始めるのはおすすめできません。
5,000円を失う可能性がある取引なら、
「5,000円で遊ぶ」のではなく「最大5,000円の損失を受け入れて取引する」
と考える必要があります。
FXTFノックアウトオプションを始めるには?
FXTFの現在の案内では、FXTF GX口座を開設したうえで、マイページからFXTF GX-FX KO口座を追加申込みできます。オプション取引口座の申込みには、FX・CFD・商品先物・オプション・暗号資産関連デリバティブなど、いずれかのデリバティブ取引経験が必要とされています。申込み時には実際の取引経験を正確に申告する必要があります。
通貨ノックアウトオプションの取引単位は、
1ロット=10,000通貨
で、最小注文数量は1ロットです。
FXTF GX-FX自体は0.1ロットから取引できますが、ノックアウトオプションは1ロットからなので、ここは混同しないようにしましょう。
注文画面では何を確認する?
口座を準備したら、実際の注文画面で条件を確認します。
最低限、次の項目を確認してください。
| 確認項目 | 確認すること |
|---|---|
| 権利種別 | ブルかベアか |
| 現在価格 | 現在の原資産価格はいくらか |
| ノックアウト価格 | どこに到達すると取引終了か |
| オプション単価 | 1単位あたりいくらか |
| 必要な金額目安 | 実際に必要な金額はいくらか |
| 取引数量 | 何ロット注文するか |
| 満期日時 | いつまで取引できるか |
FXTFの注文画面では、ブル・ベア、ノックアウト価格、オプション単価、必要証拠金目安などを確認できます。ノックアウト価格は提示された候補から選択し、あとから変更することはできません。
特に重要なのは、**実際の注文画面に表示される「必要な金額目安」**です。
この記事の2,300円や10,300円は、あくまで仕組みを理解するための計算例です。
相場が動けば条件も変わります。
したがって、
「この記事では149.80円だったから、今も149.80円」
とは考えないでください。
注文するときの取引画面を基準に判断します。
注文前に確認したい5つのこと
注文ボタンを押す前に、次の5つを確認しましょう。
① ブルかベアか
ドル円が150円なら、
150円→151円を狙う=ブル
150円→149円を狙う=ベア
です。
② ノックアウト価格
「どこまで逆行したら取引を終了するのか」を確認します。
③ 必要な金額
注文画面に表示されるオプション料・必要な金額を確認します。
④ 取引数量
1ロットなのか、複数ロットなのか。
最大損失になった場合でも受け入れられる数量かを考えます。
⑤ 取引期限
FXTFの現在のノックアウトオプションは1か月(4週間)期限です。
「いつか戻るまで保有する」という考え方ではなく、期限内の値動きを狙う取引として考えます。
バーチャル取引で操作を確認する方法もある
「仕組みは分かったけれど、いきなり実際のお金で注文するのは不安」
という場合は、FXTFが提供するバーチャル版を利用する方法があります。
FXTF公式では、口座開設なしでバーチャル版を利用できる案内があります。ブル・ベアの選択、ノックアウト価格の選択、ロット数の入力など、注文の流れを実際に確認できます。
これは単なる「お試し」ではありません。
実際の取引を始める前に、
「どこに必要な金額が表示されるのか」
「ノックアウト価格はどこから選ぶのか」
「ブルとベアをどう選択するのか」
を確認できます。
いきなり口座へ資金を入れるより、まず操作を確認してから判断したい人には使いやすい方法です。
FXTFノックアウトオプションを選ぶ前に考えたいこと
ここまで読んで、
「少ない資金で取引できるなら面白そう」
と感じた人もいるでしょう。
ただ、そこだけで判断するのはおすすめしません。
ノックアウトオプションの面白さは、むしろ、
「自分の相場予想を、損失上限とセットで注文できること」
にあります。
たとえば、
「ドル円は上がると思う」
だけなら、普通のFXでもできます。
しかしノックアウトオプションでは、
「150円から上がると思う」
↓
「ただし149.80円まで下がったら、この予想は外れ」
↓
「その条件なら最大損失は注文時のオプション料」
↓
「その金額なら自分は受け入れられる」
というところまで、一つの取引として考えられます。
反対に、
「多少下がっても戻るまで待ちたい」
「長期間保有したい」
「損失についてはあまり考えず、とりあえず少額で始めたい」
という考え方なら、無理にノックアウトオプションを選ぶ必要はありません。
FXTFノックアウトオプションに関するよくある質問
Q1. ノックアウトオプションは初心者でも取引できますか?
取引を検討することはできますが、「初心者でも安全な商品」という意味ではありません。
ブル・ベア、ノックアウト価格、オプション料、取引期限を理解し、自分が許容できる損失額を確認したうえで判断する必要があります。
また、FXTFのオプション取引口座にはデリバティブ取引経験の条件があります。口座申込みを検討する場合は、最新の申込条件を公式サイトで確認してください。
Q2. ノックアウトされたら損失はいくらですか?
購入時に支払ったオプション料が損失になります。
たとえば注文時のオプション料が5,000円なら、ノックアウトされた場合の損失は5,000円です。
実際の金額は取引条件によって変わるため、注文時の取引画面を確認してください。
Q3. FXより少ない資金で取引できますか?
ノックアウト価格の設定によっては、FXと比較して少ない投資金額でポジションを持てる場合があります。
ただし、
必要資金が少ない=損失リスクが小さい
ではありません。
最大損失額と口座資金のバランスを確認してください。
Q4. ブルとベアはどう使い分けますか?
相場の上昇を予想するならブル。
下落を予想するならベアです。
ドル円が150円なら、
150円→151円を狙う=ブル
150円→149円を狙う=ベア
と考えると分かりやすいでしょう。
Q5. ノックアウト価格は自由に設定できますか?
自由入力ではありません。
FXTFが提示するノックアウト価格の候補から選択します。実際に注文するときは、取引画面に表示される候補を確認してください。
Q6. ノックアウト価格はあとから変更できますか?
注文後に自由に変更することはできません。
そのため、注文前にノックアウト価格を確認しておく必要があります。
Q7. 取引期限はありますか?
あります。
FXTFのノックアウトオプションは現在、1か月(4週間)の取引期限です。
期限までに決済されなかったポジションは、期限到来時に清算されます。
Q8. ノックアウトされたら、その後の相場変動で損失が増えることはありますか?
ノックアウト価格に到達すると取引が終了し、購入時のオプション料が損失として確定します。
そのため、ノックアウト後に相場がさらに逆方向へ動いても、そのポジションの損失がそれに応じて増えることはありません。FXTFはノックアウト時にスリッページが発生しないと案内しています。
Q9. 口座を開設すればすぐ取引できますか?
FXTF GX口座を開設したあと、ノックアウトオプションの取引口座を追加申込みする流れがあります。
また、オプション取引口座にはデリバティブ取引経験の条件があります。
最新の申込条件は、口座開設前にFXTF公式サイトで確認してください。
まとめ
FXTFのノックアウトオプションは、単に「少ない資金でFXのような取引ができる商品」ではありません。
相場の方向を、
上昇=ブル
下落=ベア
で選び、さらにノックアウト価格を決めます。
そして、注文時に必要となるオプション料が、その取引での最大損失額になります。
たとえばドル円が150円でブルを選び、149.80円をノックアウト価格にするなら、
150円から上昇すれば利益を狙う
一方で、
149.80円に到達すれば取引終了
という条件を最初から決めて取引することになります。
ノックアウト価格を149.80円にするか149.00円にするかによって、必要なオプション料とノックアウトまでの距離も変わります。
だからこそ、
「いくら使うか」だけではなく、「どこまで逆行を許容するか」
まで考えることが重要です。
向いているのは、
- 注文前に最大損失額を確認したい人
- 上昇・下落の方向を自分なりに予想して取引したい人
- ノックアウト価格まで含めて取引条件を決めたい人
- 取引期限を理解したうえで管理できる人
です。
反対に、
- 長期間保有して相場が戻るのを待ちたい人
- ノックアウト価格を自由に設定したい人
- 「少額だから安全」という理由だけで始めたい人
には向いていません。
口座開設を急ぐ必要はありません。
まずはFXTFの最新の取引条件を確認し、可能であればバーチャル版で注文画面を触ってみる。
そのうえで、
「最大損失はこの金額。ノックアウト価格はここ。自分はこの条件なら取引できる」
と判断できたなら、口座開設を検討すれば十分です。
「仕組みが分かった。リスクも分かった。それでも、この方法で取引してみたい」
そう思えるなら、ノックアウトオプションを選ぶ理由はあります。
FXTFノックアウトオプションを検討する方へ
口座開設を検討する場合は、最新の取引条件、対象銘柄、取引期限、ノックアウト価格、必要なオプション料、口座申込条件を確認してください。
特にノックアウト価格と必要な金額は相場によって変わるため、最終的には実際の取引画面に表示される情報を基準に判断することをおすすめします。
FXTF公式では、ノックアウトオプションの仕組みやバーチャル版も案内されています。
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